世界の果てで死んでいるNU'ESTのRenと、輪廻の果てで生きていくスピッツの草野正宗

 私は推しであるNU'EST Wのレンくんのソロ曲『Paradise』の解釈記事をこのブログに投稿している。( https://ggggonly.hatenablog.com/entry/2018/09/12/143453 )この記事を閲覧している方たちはNU'ESTペン、またはK-POP好きがほとんどだと思うため、Paradiseの説明は割愛させていただく。

 話は変わって、私はスピッツの『青い車』という曲が好きでよく聴いている。青い車は1994年に発売されたスピッツの9枚目のシングルであり、やはりこの曲の印象的な歌詞と言えば「輪廻の果てへ飛び下りよう」だろう。そしてこの歌詞を聞くたびに私はParadiseと対照的な曲だと感じる。私から見てそんな対照的な二つの曲の話を今回はしていこうと思う。

 青い車の解釈はこちらの記事を参考にさせていただきました。→

スピッツ「青い車」ガチ考察!意味は?草野マサムネ!本当に心中の歌?

  

 Paradiseの出だしの歌詞はこれだ。

君と僕 世界の果てのこの場所で
僕達の永遠の中 生きている

  最初のこの時点でこの曲の登場人物は死んでいる。この世界が地球だとするならば、地球は丸いのだから果てなどない。そして人間はいつか死ぬのだから永遠もあるわけがない。だから「世界の果て」はこの世ではない天国を指し、君と僕は天国で永遠を生きている。…というのが私の解釈である。

 私が最初に解釈記事を書いたときは、この歌詞の時点ではまだ「僕」は生きていると思っていた。なぜなら物語のオチを最初に示すとは思っていなかったのと、「世界(地球)」で「生きている」というワードが入っているからという安易な考えだ。だがれんぴさんはこの曲のオチを最初に持ってきていたのである。

 

 上述した青い車の印象的なワードはサビの一部だ。

そして輪廻の果てへ飛び下りよう

 私は「輪廻」という言葉を聞いてこれまた安易にこの曲の登場人物は死んでしまうと思っていた。だが「輪廻の果て」=「生きる」という解釈を読み、すごい納得した。

 輪廻は簡単に言うと生死を繰り返すことである。だが死ぬのであれば輪廻そのものに飛び下りる必要があるはずなのに、この曲では「果て」なのだ。輪廻の「果て」=「終わり」ということは「生きる」ということなのである。

 

 Paradiseでは本来人間が生きる場所である「世界」で死を表現し、青い車では死を連想させる「輪廻」で生を表現しているのだ。これが私がこの2曲の対照性にとても惹かれている1番の理由である。

 

 次にParadiseでは「僕」が死に対して恐怖を感じているような歌詞が出てくる。

崖から飛べるほどの大きな勇気をもらえる

揺らぐ心を掴まえてくれ 僕が落ち着けるように

 1つ目は、「勇気がもらえる」ということは僕は崖から飛べるほどの勇気を最初から持ち合わせてはいないのだ。2つ目は、死にたいけど恐怖でやめようかと揺らいでる心を落ち着かせてほしいと君に哀願している。

 

 そして青い車にはこんな歌詞がある。

永遠に続くような掟に飽きたら

シャツを着替えて出かけよう

生きるということは 木々も水も火も同じことだと気付いたよ

 1つ目は参照させていただいた記事を読んだ方が早いかもしれない。永遠に続く「ような」掟というのは、生きていく上での嫌なことなどから逃げてどこかへ行ってしまおう(死んでしまおう)と言っているように聞こえる。そして2つ目だが、私は最初にこの歌詞を聞いたときにどこか生きることへの疲れや諦めに聞こえた。

 ちなみに、永遠に続く「ような」に「」を付けたのは、Paradiseの出だしについて書いている部分で生きることに永遠はないと書いたからだ。

 

 Paradiseでは死の恐怖を、青い車では生きることへの諦めをちらつかせているのが分かるだろうか。Paradiseは死にたいけど死ぬのが怖い僕、青い車は生きることは疲れるけどやはり生きようと決めた僕なのだ。

 

 またこの2曲の共通点として「飛べる」「堕ちていく」「飛び立つ」、「落ちていこう」「飛び下りよう」など落下する表現が多く見られる。この「落下する」という同じような表現があることで生死という対極したものがより際立つように思う。Paradiseでは君が教えてくれた方法(=勇気)で飛び立ち、青い車ではもう何も恐れず輪廻の果てへ飛び下りるのだ。どちらも覚悟を決めて飛び下りるが、飛び下りた結果が真逆なのだ。落ちていく場所でこんなにも意味合いが変わってくる。

 

  なんとなくでも私の言いたいことが分かっていただけましたでしょうか。まったく関係のない曲なので「で?」と思う方もいるかもしれませんが、私からしてみればこの対極している2つの曲がおもしろくてなりません。れんぴさんは世界の果てで死んで、草野正宗は輪廻の果てで生きるのです。

 

 そのうち追記、加筆しそう。そのときはまたツイートします!

 

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Paradise (Ren Solo)

Paradise (Ren Solo)

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